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with COVID-19 "九州・信州・房総・東京-& 色んなこと!"

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夏目漱石の旧邸

(編集中)・・・・






 静かな住宅街にある旧居は,2つの床の間をはじめ10部屋があり,落ち着いた雰囲気を醸し出している。初めての子,筆子がこの家で生まれ,その様子を俳句に詠むなど子煩悩な一面が偲ばれる。


 夏目漱石は旧制第五高等学校(現在の熊本大学)の英語科教授として4年余りを熊本で暮らした。そこで見られたのは,後年の神経質な文豪の日常とは異なり,教育熱心で学生にも慕われた教師,俳人の姿だったという。熊本に若き日の姿を訪ねた。


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 3月に九州新幹線鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)が全線開業したJR熊本駅から鹿児島本線を北に1駅のJR上熊本駅。1896年(明治29年),この駅に29歳の夏目漱石は降り立った。駅に当時の風情はないが,駅前の公園では若き日の夏目漱石の銅像が建つ。




 上熊本駅から路線バスに乗り熊本城の北側を10分ほどで壺井橋バス停につく。バス停から歩いて2,3分のところに熊本で5番目に住んだ家で,現在は漱石記念館として公開されている内坪井旧居がある。漱石は熊本で6軒の家に住んだが,最も長い1年8カ月をここで暮らした。



 夏目漱石は旧制第五高等学校(現在の熊本大学)の英語科教授として4年余りを熊本で暮らした。そこで見られたのは,後年の神経質な文豪の日常とは異なり,教育熱心で学生にも慕われた教師,俳人の姿だったという。熊本に若き日の姿を訪ねた。" border="0">




(熊本県熊本市内坪井町4-22) TEL 096-325-9127 営業時間 9:30~16:30 休館日
月曜(祝日の場合は翌日),12月29日~1月3日 料金 高校生以上200円


<市電 市役所前下車> 坪井川沿いを北へ徒歩15分




◆文豪・夏目軟石

 「山路を登りながら,こう考えた。智に働けば角が立つ。情に樟させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい--」


 文豪・夏目軟石『草枕』の冒頭の名文句である。本名夏目金之助。まだ東京が「江戸」と呼ばれた慶応3年生まれ。



 頭脳は明晰,楽才に抜きん出ていた彼は,帝国大学(現東京大学)で英文学を学び、2 8歳で愛媛県松山へ英語教師として赴任。その翌年には'熊本第五高等学校(現熊本大学)に着任した。


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